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インド政府が推進する電子決済、店頭での指紋決済に対応

2017/04/18

John Ribeiro IDG News Service

 インド政府は、電子決済を推進する目的から、キャッシュレスで支払いや送金を行えるスマートフォンアプリ「BHIM(Bharat Interface for Money)」を導入している。Android版とiOS版のアプリがある。

Credit: National Payments Corporation of India

 だが、BHIMは2つの壁に直面している。1つは、スマートフォンを持っていない国民が多いこと。もう1つは、スマートフォンを持っていたとしても、データ通信料金を払える余裕があるとは限らないことだ。

 インドのNarendra Modi首相は現地時間2017年4月14日、小売店向けのBHIMアプリ用インタフェース「BHIM-Aadhaar」のリリースについて発表した。国民が買い物の際に店頭の生体認証端末で指紋を使って支払いを行えるというもの。店頭の端末には、生体認証機能とBHIMアプリを搭載したスマートフォンを使える。

 「スマートフォン、インターネット、デビットカード、クレジットカードを利用できないすべての国民が、BHIM-Aadhaarプラットフォームを通じて電子決済を行える」と政府の声明にはある。

 この決済システムで鍵となるのが、生体情報を使ってインド在住者を識別する認証システム「Aadhaar」だ。インド政府はAadhaarを推進しているが、人権活動家らはこれに懸念を示している。中央データベースへのアクセスに成功したハッカーがデータを悪用する恐れがあるという懸念や、国民についての膨大な情報にアクセス可能となった政府自身が悪用するという懸念だ。

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