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ロボットに対する「不気味の谷」、反応する脳の部位が判明

2018/01/18

George Nott Computerworld

 パーキンソン病では、視床下核に影響が生じて、動きがこわばるなどの症状が出ることがある。

 「この研究は、アンドロイドの動きとパーキンソン病患者の動きとの共通性を立証している」と論文は述べ、「アンドロイドの動きは、軽度のパーキンソン病患者の動きと類似する形で固縮性と無動性があった」としている。

 研究グループによると、今回の研究結果は、パーキンソン病の病態解明にも役立つ可能性がある。

アンドロイドの実地利用に向けて

 人間に似た姿を持つアンドロイドは、医療やヘルスケアの分野で既に利用されている。例えば、自閉症スペクトラム障害を持つ人に向けた就職指導で、面接の練習にアンドロイドを利用する研究が行われている。

 こうしてアンドロイドを実地で活用するうえでは、利用者に嫌悪感を覚えさせないことが重要となる。

 「しかしながら、重要な問題の1つは、不気味さを感じさせている運動的特徴と視覚的特徴の見極めである。非常に複雑な構造を持つアンドロイドを、試行錯誤を通じて改良することには、著しい困難が伴う」と論文は述べている。

 そして、「不気味さの神経メカニズムに関する今回の研究結果は、人間が親しみやすい人工の社会的エージェントを効率的かつ実用的に開発するうえで道標となるはずだ」としている。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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