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Mozilla、FirefoxのGeckoエンジンを刷新へ、2017年にリリース

2016/11/02

Gregg Keizer Computerworld

 米Mozillaは2016年10月下旬、次世代ブラウザーエンジンの開発プロジェクトの名前を「Project Quantum」に決めたことを発表した。開発の成果はWebブラウザー「Firefox」に反映し、2017年からリリースするとしている。

Mozilla's Firefox logo.

 Project Quantumは、Mozillaが2013年から開発に携わり支援しているレンダリングエンジン「Servo」から、複数のコンポーネントを取り込む。Servoは、プログラミング言語「Rust」を使って開発されているエンジンで、Firefoxで長年にわたって使われてきたエンジン「Gecko」に代わるものと目されていた。ServoもRustも、Mozillaの研究グループから生まれた。

 MozillaでFirefoxのエンジニアリングの責任者を務めるDavid Bryant氏は、ブログサービスMediumに2016年10月20日に投稿した記事の中で次のように述べている。「Project Quantumとは要するに、皆さんがお使いの現代のデバイスが持つすべての処理能力をフル活用して、今後のWebのニーズを満たす次世代エンジンを開発するプロジェクトだ」

 Bryant氏の説明によると、このプロジェクトは、既存のGeckoエンジンを出発点とするが、処理の並列化で特に大きな恩恵が得られるコンポーネントを、Geckoのものから置き換えていく計画だ。並列化とは、一部の処理をGPUに委ねたり、現在のほとんどのデバイスが搭載しているマルチコアCPUの各コアにタスクを分散したりする手法である。

 同氏の説明からすると、最初から数多くの変更を一気に加えるのではなく、Geckoのコンポーネントのうち数個をServoのものに置き換えるところから始め、Quantumの進展に合わせて、他のコンポーネントも調整と取り込みを順次進めていくことになるようだ。

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