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EU域内の国際ローミング料金撤廃、利用日数が多いと対象外に

2016/09/07

Peter Sayer IDG News Service

 欧州連合(EU)加盟国の携帯電話利用者は2017年6月から、EU域内の他国にいる間もローミング料なしで通信サービスを利用できるようになる。ただし、ローミングの利用日数が多すぎる人は対象外だ。

Credit: Martyn Williams

 EUの欧州委員会がローミング料撤廃について大々的に発表したのは、2015年6月だった。加入者が自国以外の携帯電話ネットワークを利用する時のローミング料を2017年6月から完全になくすというものだ。欧州委は、この発表の数年前から、ローミング料を段階的に引き下げていた。

 この発表を受けて、料金水準が低い国の通信事業者からは、強い抗議の声が上がった。料金差を利用して得をしようとする人が出るとの懸念からだ。つまり、他国の人が低料金のプランに加入して、常にローミング状態で使うようになるという懸念である。この結果、加盟国の中で、コストが今より下がる国と上がる国が出てくる。

 欧州委は2016年9月5日、こうした利得を防ぐための策として、ローミングの公正使用に関するポリシーの草案を公表した。

 この草案では、加入者がEU域内の他国のネットワークを使って行うローミングを、年当たり少なくとも90日は認めるよう、EU域内の通信事業者に義務づける一方で、ローミング料を免除されるためには、加入者は自国のネットワークに少なくとも30日に1回はログオンしなくてはならないと定めている。

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