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IntelのAIチップ「Loihi」、2019年に小型ネズミの頭脳レベルに

2018/05/16

Mark Hachman PCWorld

 人間はといえば、論文の説明によると、9兆のシナプスが人間の大脳皮質の約4.5%に相当するという。したがって、人間の脳全体に匹敵する構成をチップ1つで実現するには、数十年かかるだろう。しかし別の見方もできる。この論文は2009年に発表されたものだ。米Googleのような企業が実際のスーパーコンピューターを使って現在どのようなシミュレーションを秘密裏に進めているのかは、誰にも分からない。

 Intelは、学界の研究者らと協力してLoihiのテストを進めている。最近では、カナダで行われた研究機関向けカンファレンスで、Loihiを使ったキーワード認識アプリや、重量や方向の予期せぬ変化に対応できるロボットアームコントローラーを披露した。Intelは、学界からの研究の提案を5月25日まで受け付けているとのことだ。

 さまざまな企業が自社製品にAIを取り入れる動きを進める中では、どの企業が先行しているかを知るために、AIをどのような尺度で測ればよいか考える必要がある。だが、これは簡単な問題ではない。種類の異なる実装(クラウド経由のAI、単一チップ上のAI、パソコンをはじめとするエッジデバイスのAIなど)を比べる時や、さまざまなタスクに最もうまく対処できている企業を探る時には特にそうだ。Loihiは、人間の脳を模倣するというストレートな実装をしたAIだ。だが、ここで肝心なのはコンテキストである。Intelの取り組みのスピードが、なじみ深い動物の脳と比べてどの程度の水準なのか、今回の話で見当がつく。

(了)

翻訳:内山卓則=ニューズフロント
記事原文(英語)はこちら

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