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Wi-Fiとの対立の末、LTE-Uはお役御免か

2016/04/13

Stephen Lawson IDG News Service

 免許不要の周波数帯でLTE方式の通信を行う技術「LTE-U(LTE-Unlicensed)」に関しては、Wi-Fiとの干渉を巡る対立が1年以上にわたって続いてきたが、その間に、LTE-Uは絶好の機会を逃してしまったのかもしれない。

クアルコム副社長のMingxi Fan氏がLTE-Uのデモを実施している(撮影Verizon's Innovation Center in San Francisco on Sept. 24, 2015)
Credit: Stephen Lawson

 LTE-Uは、Wi-Fiのような免許不要の通信技術が利用している周波数帯を活用して、携帯通信サービスの強化を図る狙いで考案された技術だ。しかし、2014年にLTE-Uが提唱された途端、Wi-Fi陣営はこれを非難した。LTEは他の通信に道を譲る方法を知らず、Wi-Fiの通信が使えなくなってしまうとの主張だ。

 一方、LTE-Uの推進派は、Wi-Fi機器であふれている部屋にWi-Fiのアクセスポイントをさらに増やすより、LTE-Uを加える方が、むしろ干渉は減ると主張した。

 こうした中、携帯キャリアは、LTE-Uを完全に見送って、LAA(Licensed Assisted Access)という技術の採用に向かうかもしれない。LAAも、LTE-Uと同じく、免許不要帯域でLTE通信を行う技術だが、Wi-Fiに対する保護の仕組みが加わっている。LAAの仕様は完成し、対応製品は2016年中に出荷が始まる見通しだ。

 「LTE-Uも導入されるかもしれないが、あまり長くは続きそうにない。LAAがすぐ後ろに控えた状況で、通信事業者がLTE-Uを重視する理由は考えにくい」と、米Tolaga Researchのアナリスト、Phil Marshall氏は言う。

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