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Spectre対策の影響を緩和するWindows 10用パッチ、一部ゲームが性能低下

2019/03/11

Mark Hachman PCWorld

 米Microsoftが2019年3月1日にリリースしたWindows 10用修正プログラム「KB4482887」には、CPU脆弱性「Spectre」対策に伴う速度低下を緩和する「Retpoline」という手法の実装が含まれている。しかし、このKB4482887には、一部のゲームでグラフィックスやマウスのパフォーマンスが低下するという別の問題が確認されている。パソコンゲーマーにとっては悩ましいところだ。

Mark Hachman / IDG

 この修正プログラムでRetpolineが適用されるかどうかは、いくつかの条件による。1つはプロセッサの種類だ。「Broadwell」以前のプロセッサのみが対象となり、「Skylake」以降のプロセッサには適用されない。もう1つはWindows 10のバージョンだ。Windows 10 October 2018 Updateのみが対象となる。Microsoftは、今後数カ月でRetpolineの適用を段階的に進めると説明している。

 Microsoftによると、Retpolineを適用することでパフォーマンスは大幅に向上する。同社のテストでは、Officeアプリケーションの起動は約25%高速化し、ストレージとネットワークのベンチマークもそれぞれ最大1.5~2倍のスループット向上を達成したという。Spectreはプロセッサの脆弱性だが、システム全体のパフォーマンス低下につながり、古いシステムでは特に顕著だとMicrosoftは以前から説明していた。Retpolineはこうした古いパソコンで効果を発揮するはずだ。

 なお、Microsoftは今回実装したRetpolineの適用を段階的に進めているが、今すぐに利用したいユーザー向けに、システムレジストリーを編集して適用する方法を、同社の公式ブログ記事で説明している。

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