民間の調査会社が発表したデータなどによると、2017年に最も売れたSIMフリースマホは中国ファーウェイの「HUAWEI P10 lite」だ。約3万円ながら、最大2.1GHzのCPU、5.2インチのフルHDディスプレイなどを搭載。価格性能比に優れたミドルレンジモデルである。携帯電話大手3社のミドルレンジも3万円前後の実質負担で買える機種が多く、価格を重視する人にとっては“3万円前後”の価格帯が激戦区となった。

2017年6月の発売以来、ロングセラーを続けている「HUAWEI P10 lite」
(出所:ファーウェイ・ジャパン)
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 その激戦区を回避するためか、2017年下期にリリースされたSIMフリースマホは、2万円以下でそこそこの性能を備えたお買い得モデルと、逆に5万円を超えるが大手キャリアのハイエンドモデルよりは割安感があるといった両極端のモデルが増えた。それだけユーザーの選択肢が広がったということだ。ここでは予算別に下期のSIMフリーモデルを振り返り、ローエンド、ミドルレンジ、ハイエンドそれぞれの注目機をまとめた。年末年始にSIMフリースマホの購入を検討する人は、ぜひ参考にしてほしい。

1万円台でも「クアッドコアCPU+2Gバイトメモリー」が当たり前

 まずは2万円以下で買えるエントリーモデルから。テンキーボタンの付いた普通の携帯電話、いわゆるガラケーからの乗り換えで初めてスマホを使う人や、使う機能が絞られている人向けだ。

 大手キャリアも格安モデルに注力しているためか、対抗馬となるSIMフリーのエントリーモデルも“安かろう悪かろう”ではユーザーに受け入れられない状況になった。安価ながら、基本機能は支障なく使えるスペックを備えた機種が増えた。

 例えば、NTTレゾナントが販売するクロスリンクマーケティング製の「g06+」は価格が1万2790円(税別)ながら、1.1GHzのクアッドコアCPUと2GバイトのRAMを搭載。ディスプレイは4インチと小さいが、「持ちやすさ」という面からすれば、メリットともいえる。

 g06+は格安SIMサービス「OCNモバイルONE」に同時加入する場合、7800円(税別)で購入できる。スマホを試してみたい人や、ガラケーを使っているが「LINE」は使いたいといった人におススメしたい。

「g06+」はレッドを含む2色のカバーを同梱し、着せ替えを楽しめる
(撮影:村元 正剛、以下注記のない場合は同じ)
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