毎日放送(MBS)はAmazon Web Services(AWS)を使い、定額制の有料動画配信サービス「MBS動画イズム444」のシステム基盤を構築した。コスト削減などを目的に、イベント駆動型コード実行サービス「AWS Lambda」を使ったサーバーレス構成を採用している。

 MBSの試算では、オンプレミス(自社所有)環境に構築した場合に対するコスト削減効果(構築費用を除いたランニングコスト、4年間)は、Amazon EC2(Elastic Compute Cloud、仮想マシンサービス)を多用した構成にすると75%削減だが、今回採用したサーバーレス構成だと92%削減になるという。

 EC2多用の構成との比較でも、サーバーレス化によってランニングコストが約3分の1になる計算だ。

アーキテクチャーの全体概要
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 サーバーレス化は開発期間の短縮にも効果があったという。アジャイル型の開発手法を採用したこともあり、約3カ月で基盤を構築した。MBS 経営戦略室メディア戦略部 兼 コンテンツビジネス局コンテンツビジネス部 兼 ITビジネス部 部次長の濱口伸氏は、「従来のプロジェクトとは比較にならない短期間で基盤を構築できたのは驚きだ」と振り返る。

発端は無料サービスの拡張

 MBS動画イズム444はドラマ、バラエティ、アニメ、スポーツなど毎日放送で現在放送中や過去の番組を、PCやスマートフォンを通じて月額444円(税別)の定額で視聴できる。

定額制の有料動画配信サービス「MBS動画イズム444」
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