表計算ソフトのMicrosoft Excelを方眼紙に見立ててワープロのように使う「Excel方眼紙」。その是非を問う「Excel方眼紙公開討論会」が2017年9月30日に開かれた。否定派と肯定派の講演と、パネルディスカッション、来場者の質疑応答と、その内容は示唆に富む。第2回は、Excel方眼紙を悪とする論調にブログ記事で一石を投じたプログラマ、長岡慶一氏が肯定派の立場で語った講演録。

 賛成派という立場で登壇することになりました長岡です。簡単な自己紹介をいたしますと、ごく普通のプログラマです。2016年6月に書いたブログ記事がネットで話題になり、討論会の主催者であるグレープシティさんの目にとまったことでこの場に立っています。

プログラマ 長岡慶一氏
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 賛成派の立場でお話しすることになりましたが、Excel方眼紙には、良くも悪くも、思い入れはありません。ドキュメントを作る上で、ExcelやWord、そしてMarkdown記法と、色々なアプリケーションや技術を使う中での、1要素に過ぎません。自身のブログで実施したアンケート結果などを紹介しながら、Excel方眼紙を客観的に議論する上での材料になれば、というのが本意です。

長岡氏のブログ記事
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 ブログ記事を受けて、2017年7月から9月上旬にかけてExcel方眼紙に関するアンケートを採りました。回答者は150人ほどです。Excel方眼紙に対する賛否を問う設問の結果は、35%が賛成、65%が反対というものでした。

 設問の中で、Excel方眼紙による生産性と作業効率の変化を聞いています。賛成派は、下がるが0人、上がるが38人、変わらないが12人です。一方反対派は、下がるが85人、上がるが1人、変わらないが14人でした。賛成派、反対派とも「変わらない」がほぼ同数なのが意外です。

賛成派に聞くExcel方眼紙の生産性への影響
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反対派にも「生産性は変わらない」との意見
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