三菱電機と中部大学、中京大学の合同チーム「MC^2」は2015年のアマゾン・ロボティクス・チャレンジ初回大会(当時はアマゾン・ピッキング・チャレンジ)から参加する大会経験者だ。2017年7月28日の競技初日は3位と好調な滑り出しだったが、競技2日目に想定外のトラブルに見舞われ敗退。決勝ラウンドには進めなかった。

 このチームの強みは三菱電機のロボット技術だ。製造ラインで使うロボット開発で培った技術で2台のロボットを同時に操る。複数のロボットを使うとロボットの作業スピードは速くなるが、ロボット同士がぶつからないように動きを制御しなければならない。

三菱電機と中部大学、中京大学の合同チーム「MC^2」のロボット
(出所:三菱電機)
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 2017年の大会は商品をつかむアームの部分を大きく変更。商品を掃除機のように吸引して持ち上げる方法を主に使うようにした。2016年は商品をアームがはさんで持ち上げる方法を主体とし、補助的な役割として商品を吸引していた。

 吸引を多用することで商品をつかむ動作を単純にでき、システム開発がしやすくなる。つかむ場合は商品の形状や重心を判断して持ち上げるため、制御システムが複雑になりやすいからだ。

商品を持ち上げるアームの部分
(出所:三菱電機)
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 ところが2017年7月29日の競技2日目にはこの吸引がうまく動かなかった。持ち上げた商品がアームから取れなくなったり、誤って複数の商品を持ち上げてしまったりした。競技2日目のスコアは0ポイントと、残念な結果となった。

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