クラウド、ビッグデータ、IoT、セキュリティ、モバイルなどのテーマを網羅した総合展「Cloud Days 札幌 2017」(札幌コンベンションセンター)に2017年6月13日、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」などでおなじみの女優、足立梨花さんが登場した。所属する「ホリプロ」でデジタル変革推進担当 情報システム部長を兼務したらという設定で、企業がデジタル変革でどう変わるかについて、司会役の野村総合研究所コンサルティング事業本部ICT・メディア産業コンサルティング部上級コンサルタントの鈴木良介氏とトークセッションを行った。

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女優の足立梨花さん。所属はホリプロ
写真:浅野久男(以下同)

 もし自分が情シス部長だったら、ICTを使って改善したいテーマとして足立さんが選んだのが、「出演するドラマや映画の配役・ストーリーをより良いものにする」こと。選んだ理由として、自身が「あまちゃん」に主人公のライバル「有馬めぐ」役で出演したことをきっかけに、全国に広く知られるようになった経験を挙げた。

 鈴木氏は今後動画のネット配信の利用が増えることで、これまで脚本家のセンスや運命的な出会いで決まっていた配役が、デジタル変革が進めばデータを基に決められるようになる、と示唆した。実際に動画配信サービスの「ネットフリックス」では、利用者の年代や性別、視聴時間、停止/早送り/巻き戻しポイントなどの視聴データを細かく取得しており、こうしたデータを分析して関心の高そうな作品を推薦したり、次の作品づくりの配役や監督を決めるための参考にしているという。

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野村総合研究所コンサルティング事業本部ICT・メディア産業コンサルティング部上級コンサルタントの鈴木良介氏

 動画配信サービスをよく利用しているという足立さんは「確かに見終わった後に、それくるかという感じで好みのものをピンポイントでオススメしてくる」とレコメンドの精度に感心した経験を紹介。配信データの分析から配役や監督が決められるようになるのでは、という話題について「今まで以上に頑張らないと、仕事がなくなりそうで怖いかも」とコメントした。

 もし情シス部長であるなら、足立さんは「コアなファンのための抜かりない情報発信」についても改善したいという。本人は取材された雑誌や出演番組のことは覚えているものの、掲載号の発売日や放送日まではきちんと把握できておらず「(ファン向けに)つぶやきできなかったりします…」と反省しきり。鈴木氏は世の中のデータをうまくつなげていくことで、抜かりない情報発信は可能だと説明した。

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