アクセンチュアが成長し続けながら高い利益率を維持できる理由は「三つの秘訣」とも呼べる同社特有の手法に集約できそうだ。まず、一つめの秘訣を見ていこう。

なるべく外部に再委託しない

 アクセンチュアが手掛けるシステム開発の手法は、外部のベンダーにシステム開発を再委託しない「内製」と表現できる。NTTデータや富士通などの国内ベンダーは顧客から請け負った案件の一部を自社よりも単価の安いベンダーに再委託することが多い。

アクセンチュア特有の手法は三つに集約して説明できる
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 アクセンチュアは自前主義を貫く。システム開発に必要な技術者はほぼ全て自社で用意する。「特殊なスキルが技術者に求められる案件以外は、全て社内の技術者がこなす」。日本法人の土居高廣 執行役員テクノロジー コンサルティング本部 統括本部長は説明する。

 内製するとプロジェクトが失敗するリスクを減らせる。外部のベンダーに委託するとシステム開発作業の進捗や成果物の品質を管理しづらくなる。内製でプロジェクト管理を徹底し、失敗を減らして利益率を高める。

 プロジェクト管理のために、チームメンバーではない管理担当者を設置している。「第三者の視点で進捗などを厳しくチェックしている」(土居統括本部長)。毎月、グローバルの管理部門が担当者を世界中に送り込み、全世界で共通のチェック項目に従って進捗と納期を確認する。進捗に遅れが出ている場合は改善策を早急に提示するよう求める。

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