ネットワンシステムズのワークスタイル変革チームマネージャーを務める手塚千佳氏。自社や自身の経験を踏まえて様々な企業を支援する中で見えてきた、働き方改革成功のポイントとは――。

(聞き手は戸川 尚樹=ITpro編集長、編集は八木 玲子=ITpro)

現在は手塚さん自身が上司として、メンバーを率いています。望ましいと思う上司像を教えてください。

 私が素敵だなと思う上司は、仕事ができるだけでなく、人の話を聞く耳を持っている方です。言い換えれば、他人に興味を持っている人です。多くの人のいろんな話を知っていることで、つながっていくものって多いですよね。そこから得た知見や知識を多く持っている上司は、魅力的だと思います。

撮影:菊池 くらげ、以下同じ
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 そういう上司には、信頼して何かを相談してみようという気持ちにもなると思います。プライベートなコミュニケーションも取りやすくなります。

手塚さんも、意識してメンバーの話を聞いていますか。

 はい、いろいろ聞きます。例えばうちのチームには女性が多く、子育てや時短勤務をしている社員がいます。「お子さん元気?最近はこういう感染症が流行っているみたいだけど、大丈夫?」とか聞くと、相手も「実はうちの保育園でも流行り始めていて、うちもかかるんじゃないかと心配していて」と状況を話してくれる。「それは仕方ないから、何かあったらお迎えに行ってあげてね」なんて伝えておくことができます。困ったことがあればちゃんと話を聞きたいと思っていますが、幸い、うちのメンバーには今のところ深刻な悩みを抱えている人はいないようです。

 うれしかったのは、「前の部署ではいまひとつフィットできなかったけれど、今のチームではとてもやりがいを感じています」と言ってもらえたときです。高いスキルを持っていても、所属部署によってはなかなか評価されない人がいます。以前はそういう思いをしていた人が自分のチームで生き生きと活躍してくれているのを見ると、何より喜びを感じます。

 ただ私自身、新米マネージャなので、まだまだ勉強中。分からないことだらけですが、そんななかで部下を育てなくてはなりません。日中は打ち合わせが詰まっていて自分の作業をする時間が取れず、帰宅後にパソコンを開かざるを得ないこともあります。

 一方で、私の仕事はワークライフスタイル変革ですし、仕事とプライベートのバランスを取って働きたいという思いを強く持っています。今はチームが立ち上がって間もないのでなかなか難しいのですが、上期のうちにここまで実力をつけて下期からはこんな働き方をしたい、と自分の中で目標を持って頑張っています。

 ネットワンシステムズは2011年ごろから働き方改革に取り組んでいて、テレワークなど柔軟な働き方ができます。その環境にはとても助けられています。

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