金融分野での人工知能(AI)活用で協業する三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)、カブドットコム証券、xenodata lab.(ゼノデータ・ラボ)の3社のキーマンが、2017年2月28日に開催された「Nikkei FinTech Conference 2017」に登壇し鼎談した。モデレータは日経FinTech副編集長の高田学也が務めた。

左から、三菱UFJフィナンシャル・グループ デジタルイノベーション推進部 MUFG Digital アクセラレータ責任者の藤井 達人氏、カブドットコム証券 営業推進部 UX戦略グループ長の伊藤 充淳氏、xenodata lab. 代表取締役社長の関 洋二郎氏
(撮影:加藤 康、以下同じ)
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 MUFGは2016年に邦銀としては初めて、FinTech関連のスタートアップ企業を支援するアクセラレータプログラムを展開。そこにAIを活用した企業分析のアイデアでゼノデータ・ラボが参加。その後、カブドットコム証券との協業で実用化が進められた。

 MUFG デジタルイノベーション推進部MUFG Digitalアクセラレータ責任者の藤井 達人氏はこれまでの経緯について、2015年2月にMUFGでFinTechに関するビジネスコンテストを実施したことに触れながら、「スタートアップをさらにしっかりサポートしていきたいと考え、2016年からアクセラレータプログラムを開始した」と説明する。

 さらに、「2016年3月には銀行APIをテーマにしたハッカソンも実施している。邦銀で銀行APIをテーマにしたハッカソンを実施したのはおそらく初めて」と振り返った。2017年からは「MUFG DIGITAL ACCELERATOR」と名称を変更し、7社のアクセラレーションをするということが決まっているという。

 「最終的には、MUFG各社と事業提携もできる。我々も様々なお客様企業と関係を構築しているので、そのリソースを活用してビジネスマッチングもするし、出資もする。そういうプログラムだ」(藤井氏)と特徴を強調した。

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 第1期アクセラレータプログラムから巣立ったのが、ゼノデータ・ラボとカブドットコム証券の協業の取り組みだという。ゼノデータ・ラボの代表取締役社長の関 洋二郎氏は、「当社は、自然言語処理に基づいて人工知能で企業分析、経済分析を行うプロダクトを作るスタートアップ。創業直後にアクセラレータプログラムでグランプリを受賞できた。そのことが縁で、2017年2月から出資を受けている」と話した。

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