他の商品やサービスと差異化できていない、ありきたりの企画はビジネスでは通用しない。オリジナリティーの高い発想を量産するには、複数の課題を組み合わせ、新たなアイデアに結びつける発想法が有効だ。

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 「西部課長、どうしたら課長のように斬新な企画を発想できるんでしょうか。自分はどうしても発想が苦手ですが、生まれつきの才能ですかね」

 システム企画室の岸井雄介は、昼休みの食堂で食後のコーヒーを飲んでいる経営企画課長の西部和彦に聞いた。

 「発想が生まれつきの才能だって?それは違うな。発想にはコツがある。誰でも訓練すればある程度のレベルまでは発想できる。岸井もできるよ」

 「いや、自分は無理ですよ。もともと人間が違うんです」

 「そこがまずダメ。自分には発想はできないと思うと脳が発想を止めるんだよ。発想の原点は、発想できるという強い自信。それがないうちは発想できないよ。発想の話をするってことは企画で壁にぶつかっているんだな。今回はどんな企画に取り組んでいる?」

 「実は3つの企画を並行して作っています。世界で通用する未来の人材を育てる青少年教育、地域への企業誘致、地域特産品ビジネスの拡大です。ただ、それぞれ企画を考えて新規ビジネス企画部の大泉部長に話をしたら、どれも『ありきたりでつまらない』ってぼやかれたんです」

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