iPhoneが登場したことで、携帯電話市場は実質スマートフォン市場となり、今やスマートフォンは、パソコンに変わるネット利用機器の“主役”である。新しいiPhoneが登場するたびに、携帯ショップや家電量販店が賑わう。

 特に家電量販店は、市場の伸びに合わせるようにスマホ売り場を拡大。店頭に並ぶiPhoneをはじめとするスマートフォンは、かつての大型テレビに代わる看板商品だ。

 そんな家電量販店の売り場から、iPhoneの10年はどのように見えているのか。ビックカメラで長く携帯電話売り場を担当してきた、ビックロ ビックカメラ新宿東口店携帯電話コーナー主任の篠原 健太郎ストアマネージャーに話を聞いた。


いつから携帯電話売り場を担当しているのか。

 ちょうどソフトバンクがiPhone 3Gを発売する少し前なので、2008年頃から。その前はデジタルカメラの担当だった。

 当時の印象は、ちょっと変わった携帯電話が出てきたなというくらいで、大きなインパクトはなかった。

 すでに一部にスマートフォンと呼べる機種はあって、基本的にビジネス用途かガジェット好きのお客さまが購入する傾向はあった。iPhoneも、電話ができるiPodというとらえ方もあったので、その延長にある製品だと思っていた。

 iPhone 3Gの発売日はちょうど店舗にいたが、行列はなかったと記憶している。新しい機器が好きな人、それもある程度の年齢の人が、ぽつぽつと購入していた。

ビックカメラ ビックロ ビックカメラ新宿東口店携帯電話コーナー主任の篠原 健太郎ストアマネージャー
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その後「iPhone 3GS」が発売されたが、いつ頃から盛況になっていくのか。

 3GSでも状況はあまり変わらなかった。製品的に見た目にそれほど大きな変化がなかったからかもしれない。

 状況が大きく変わったのは、2010年に発売された「iPhone 4」のときからだ。Androidスマートフォンも数多く登場していて、売り場に勢いがあった。一般にも広く「スマートフォン」が認知され始めたのだと思う。

現在の売り場
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