2007年1月9日に発表され、10周年を迎えたiPhone。韓国ではなかなか発売日が決まらず、2009年11月28日になってやっとキャリアのKTから3世代目となるiPhone 3GSが発売された。

iPhone 3GS
出所:アップル
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 日本ではとっくにiPhoneが発売されたというのに、なぜ韓国だけiPhone鎖国状態なのか──。当時iPhoneの発売を待つ韓国ユーザーの間では、「画期的なiPhoneが発売されるとみんなiPhoneばかり購入するから、サムスン電子やLG電子がキャリアに圧力をかけて発売できないようにした」という噂まで広がったほどである。

 筆者は、iPhone 3GSが初めてのスマートフォンだった。それまでLG電子のスマートフォンもどきの端末を使っていた。iPhone 3GSを使ってみて、まずWi-Fiにつながることに感動してしまった。パソコンを開かなくてもメールを送受信できるではないか。アプリにも驚いたものだ。アプリを使ってラジオや音楽を聴けるし、新聞を紙面の形そのまま読める。しかも無料で使えるのかこんなに多いなんて!

 その後iPhone 4Sを使ったが、画面の大きさに引かれてGalaxy Note3、さらにGalaxy Sシリーズへ機種変更した。2016年はあのGalaxy Note7を買ってしまったために3度もサービスセンターを往復するなど苦労し、今はGalaxy S7を使っている。

 「8」はGalaxyにするかiPhoneに戻るか悩んでいる。iPhone 4S以降Galaxyに変えたのは、画面の大きさのほかにも理由がある。iOSでは使えない韓国独自の業務用アプリが非常に多く、「私iPhoneなので、それ使えません」と答えるしかない場面が多すぎたからだ。でも今はAndroid OSでしか使えないアプリは少ないので、安心してiPhoneに戻れそうだ。

 個人的に、韓国を変えた3大IT技術は「ブロードバンド」「パソコン」「iPhone」と考えている。iPhone 3GSの発売をきっかけに、韓国のスマートフォン市場は急速に発展し、スマートフォンの普及率もあっという間に国民の9割近くに達した。iPhoneという最強のライバルが登場したことで、サムスン電子とLG電子のスマートフォンもどんどん良いものに変わっていった。

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