米ニュータニックス(Nutanix)の追撃に向け、強力なハイパーコンバージド(HCI)製品が登場した。2016年11月16日、EMCジャパンは「Dell EMC VxRail 4.0」を日本市場に投入すると発表した。サーバーに「Dell PowerEdge」を採用し、全5種類にラインアップを拡充。構成できるパターンを従来の250倍に増やし、多様なユーザーニーズの取り込みを狙う。

 米デルテクノロジーズは2016年9月に米EMCの買収完了を発表、旧EMCを始め、米ヴイエムウェアや米ピボタルを傘下に収めた。VxRailは米ヴイエムウェアのHCI「VMware HCS(ハイパーコンバージドソフトウエア)」を搭載する製品だ。Dell EMC VxRail 4.0の登場で、企業買収によるシナジー効果がようやく目に見える形で表れてきた。

写真1●Dell PowerEdgeベースの「Dell EMC VxRail 4.0」のラインアップ
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 HCI製品は、CPU性能、メモリー容量、ストレージの性能や容量が異なるモデルを用意する。ユーザーはアプリケーションの負荷特性などに応じて、適切なモデルを選ぶ。VxRail 4.0は、前版3.5の後継に当たる「高集約モデル」に加え、パフォーマンスやディスク容量に特化したモデル、VDI(仮想デスクトップ)に最適化したモデルなどをそろえた。

 VxRail 4.0は、プロセッサに「Intel Broadwell」を採用。3ノードから構成できるようにし、利用開始のハードルも下げた。「システム基盤に対するユーザーの声を集めたところ、構築に時間とコストが掛かる、拡張・増設にも時間とコストが掛かるという指摘が上位を占めた。いかに自動化していくかがポイントだ」(EMCジャパン 企画部 部長 ハイパーコンバージド アプライアンス リードの小川高寛氏)。

 VxRailの導入は難しくない。ユーザーは管理ツール「VxRail Manager」の画面から、IPアドレスやストレージの構成などをパラメータで入力する。「VxRailは構成情報に基づき200ステップにおよぶセットアップ作業を行い、15分~20分で仮想マシンを作成する準備が整う」。

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