業務で利用できる“本格的”なサーバー構築・運用の進め方を基礎から解説する連載です。最新のRed Hat Enterprise Linux 7(RHEL7)/CentOS 7を用いてSambaファイルサーバーを構築しながら、サーバー構築・運用に必要な手法を学びましょう。

 Linuxのインストール方法やコマンドの使い方は分かった。でも、実際に業務で使用するサーバーとなると、何を考えて構築すればよいのかよく分からない ――。そんな悩みを解消する連載です。オフィスや家庭の共有ファイルサーバーを題材に、RHEL7/CentOS7をベースにしながら、業務を意識した“本格的”なサーバーの構築・運用方法を解説していきます。

 連載を通して学ぶ内容は、図1の通りです。業務で利用する本格サーバーには、悪意のあるユーザーからシステムやデータを守るセキュリティ確保の仕組みなど、考慮すべき項目がいろいろあります。連載では、これらを一つひとつ分かりやすく解説し、実際にサーバーを構築していきます。

図1●本連載で学ぶ内容
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構築する環境の全体像

 連載全体では、図2のような環境を想定しています。ファイル共有のサーバーソフトウエアにはSambaを利用します。Sambaサーバーとバックアップサーバーには、それぞれ、OS用と保存ファイル/バックアップ用に2本の内蔵ディスクを搭載します。

図2●構築環境の全体像
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 Linux KVMなどの仮想化環境、あるいは、クラウド上の仮想マシンを利用しても構いません。OSには、Red Hat Enterprise Linuxの最新版であるRHEL7を使用します。RHEL7の代わりに、CentOS7を使用した場合も同じ手順で構築が可能です。RHEL7とCentOS7で手順が異なる部分は、補足して説明します。

 それぞれのサーバーのIPアドレスは、環境に応じて設定してください。インターネット上のリポジトリーからパッケージをインストールするため、ブロードバンドルーターなどでインターネットに接続できる環境が必要となります。

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