PCを長く使っていくと、どうしてもストレージの残り容量が少なくなってくる。特に、もともと搭載するストレージ容量が少ないノートPCを使っているユーザーは、悩まされる機会も多いだろう。そこで今回は、「普通に使っているだけなのに」どうしてストレージの残り容量が少なくなっていくのかを解説するとともに、用途や利用状況に合わせた最適な解決方法を紹介する。

(撮影:スタジオキャスパー)
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 企業で利用するPCの場合は、ポリシーによってローカル(PC内のストレージ)にファイルを保存することが禁じられていたり、アプリを勝手にインストールできなかったりする。そうした管理の行き届いたPCだと、ストレージ不足の問題は起こりにくい(組織が十分な容量の外部ストレージを用意してくれない、といった状況はあるかもしれないがそれはまた別の問題だ)。

 しかし、中堅・中小企業ではPCの管理が現場に任されていたり、オフィスに据え置くPCは管理されていてもモバイルは個人の管理だったりすることもあるだろう。いざストレージが足りなくなったときに、取り得る手段の手間と特性、メリット/デメリットを把握しておくことは重要だ。

安価なノートPCだとほとんど余裕がないことも

 デスクトップPCでは、ストレージとして3.5インチHDDを搭載することが多い。一方、ノートPCでは3.5インチHDDよりも小さな2.5インチHDDやSSDを搭載している。また、多くのデスクトップPCには複数のドライブを搭載できるスペースがあるが、ノートPCは1台しか搭載できないことが多い。タブレットから派生したような安価なノートPCは、そもそもドライブを搭載する場所が無く、基板にストレージとなるフラッシュメモリーが直接実装されていることがある。

 3.5インチHDDの1台当たりの容量は2.5インチHDDやSSDと比べると大きい。一般的なメーカー製デスクトップPCが搭載する3.5インチHDDは、2Tバイトや3Tバイトの容量を保存できるタイプが珍しくない。

 一方、最近のノートPCが採用している2.5インチHDDは、500Gバイトから1Tバイトが主流だ。SSDだとさらに少なくなり、低価格モデルで120Gバイト前後が主流。中級機でも250Gバイトクラスだ。低価格なモバイルノートPCでは、タブレットと同様の32Gバイトや64Gバイトという、PCの水準からすれば非常に小さなストレージ(eMMC接続のフラッシュメモリー)しかない製品もある。

左がデスクトップPCで使う3.5インチHDD、右がノートPCで使うことが多い2.5インチHDD。メディアとして利用するディスクの径が小さい2.5インチHDDは、3.5インチHDDに比べ記憶容量も少ない
(撮影:竹内 亮介)
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 ストレージ容量が少ないノートPCに対して、デスクトップPCと同じ感覚でファイルを保存したり、アプリをインストールしたりしていくと、あっという間にストレージの残り容量が少なくなってしまう。

 また一時ファイルや古いファイル、Windows Updateで使われたファイルを放置するのも、ストレージ容量の少ないノートPCにはよくない。適宜ドライブのクリーンアップ機能を利用して、こうした「ゴミ」を削除しておくべきだろう。

Windowsのディスククリーンアップ機能を使えば、ゴミファイルを一気に削除できる

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