生涯現役。エンジニアならだれでも望むことではないだろうか。対談した3人も同意見。DMM.comラボはマネジメント人材でも望めばプログラマーに戻すことを、人材策の基本にしているという。組織活性化のためには多様性が重要という意見でも一致した。


左から司会を務めたリブセンスの桂大介氏、サイバーエージェントの長瀬慶重氏、freeeの横路隆氏、DMM.comラボの城倉和孝氏
(撮影:陶山 勉、以下同じ)
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「転職ドラフト」上のアンケートで、直近で一番やりたいことは何か、仕事上の希望を聞きました。回答の中でも切実なのが、「現場にいたい」というものです。当社のマネジャーでも我が身にかかわることですが、みなさんの会社ではいかがですか。

長瀬 サイバーエージェントではエンジニアに、ずっと現場でコードを書いた方がいいということを強く言っています。中にはサポート業務をはじめ、社内横断の仕事をしたいというエンジニアとか、ミーティングばかりになってしまう優秀なプログラマーもいますが、彼らにも基本的に、コードを書けということを僕は強く言っていますね。

 というのも、欧米のように一プログラマーが2000万円とか3000万円の年収をもらうような世の中にしないと、日本はだめになると思っているからです。少なくともうちの会社では、本当に優れたプログラマーに1000万円、2000万円を渡すような会社を真剣に作りたいと考えています。

 今、有能な30代、40代手前ぐらいの人材がいっぱいいますので、彼らにはコードを書く現場から離れないでおいてほしいと希望しています。50人、100人のエンジニアが楽しく働けるような環境を懸命になって作るマネジメントの人材は、1人、2人育成すればいいかな、と思っています。だからエンジニアには現場にいろと。

横路 スーパープレーヤーになるにしても、サービスをつくる人になるにしても、マネジメントをする人にしても、現場は本当に情報にあふれています。マネジメント職も仕事の上では数字を扱うんですけど、一番重要な情報は、ちゃんと現場に行って集めるべきです。例えば、現場からほんのちょっとした兆候を見逃さずに意思決定ができるとか。現場にいるべきというのはマネジメントから、サービスを作る人、技術を極める人まで、みんな必要だと本当に感じています。

 freeeの場合はBtoBのサービスを開発していることもあって、現場にいないとお客さんのことが分かりません。特にエンジニアは直接お客さんと触れ合う機会があまりないので。自分で使うソフトではありませんから、現場にいないと自分が何の作業をしているのか分からなくなってしまいかねません。

 エンジニアはカスタマーサポートに自分が作った機能のサポートの手伝いに出かけたり、セールスチームがどういう機能をどういうふうに売っているのかをシャドーイング(後ろについて学ぶ)させてもらったりしています。エンジニアリング組織を超えて現場にいることの重要性をすごく感じていますね。

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