この特集では、システムを「小さく」作る設計手法であるマイクロサービスの業務システム分野での利用について解説している。第1回(業務分野でマイクロサービス採用の機運高まる、狙いは「変更の速さ」)ではマイクロサービスの利点と課題、第2回(マイクロサービスで不可欠、作業効率化ツールを使い倒せ)ではツールについて解説した。

 今回は、注目を集めるコンテナ管理ソフト「Docker」について、メリットや最近の動向を中心に紹介する。

ほぼ全てのサーバー環境で利用可能に

 「一般企業から『Dockerの研修にチームで参加したい』『当社向けに研修を実施してもらえないか』という依頼を受けるケースが増えている。Dockerの採用を本格的に検討し始めた企業が増えていると感じる」。ドッカー公認トレーニングパートナー企業であるクリエーションラインの安田忠弘代表取締役はこう話す。

クリエーションラインが開催するDockerトレーニングの様子
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 既にAmazon Web Services(AWS)やMicrosoft Azureといった主要クラウドサービスはDocker対応を打ち出しており、米ヴイエムウェアなどサーバー仮想化技術を提供する企業もコンテナ対応製品を提供している。クリエーションラインの鈴木逸平執行役員は「現在では、ほぼ全てのサーバー環境でDockerが使えるようになっている」と話す。

 なぜIT企業やクラウド事業者、さらに一般企業までがDockerに熱い視線を注いでいるのか。マイクロサービスを採用する上で課題となる、システム運用の負荷を大幅に削減できるとの期待があるからだ。

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