鹿野(PM補佐):宇佐木さん、植物園のサーバー構成が欲しいんですけど。

宇佐木:今ちょっと手が離せないから、僕のPCのデスクトップから勝手に持って行ってー。

鹿野(PM補佐):はーい。

SE虎岡:ウサさん、俺も博物館の移行作業表もらうよ。

宇佐木:それもデスクトップにあるからよろしく。

鹿野(PM補佐):うーん。宇佐木さんのデスクトップ滅茶苦茶ですね。

SE虎岡:うん。魔窟だよな。昔からだよ。ドキュメント書かないのに、なんでデスクトップがこんなに散らかるんだろう。デスクトップのアイコンを小にしてるから、通常ではあり得ない量が並んでるよね。

宇佐木:なに?見つかった?

鹿野(PM補佐):今探してるところです。……この中から探すのは骨ですね。

SE虎岡:エクスプローラーで開いて、並び替えした方が早いぞ。本人もそうしてる。

鹿野(PM補佐):本人もエクスプローラーで見てるのに、全部デスクトップに並べるんですか!

SE虎岡:習性なんだろうな。

鹿野(PM補佐):これって、間違えてファイル送ったりしませんか?

SE虎岡:いつかやるだろうね。

鹿野(PM補佐):ですよね……。

図5-1●宇佐木さんのデスクトップ
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魔窟デスクトップは、仕事の邪魔をする

 皆さんの中でも、なんでもかんでもデスクトップに置いてしまう人はいませんか。

 メモ書きだからデスクトップ、ダウンロードファイルが行方不明になるからデスクトップ、修正前のファイルだからデスクトップと、何かと理由をつけては、デスクトップに置くと、大量のアイコンが並びます。これを「魔窟デスクトップ」と呼びます。

 一時的にデスクトップに置いて、後で片づけるなら問題ないですが、「これが終わったらゆっくり片づけよう」「そのうちきちんとフォルダわけしよう」と思いながら、忙しさにかまけてそのままになりがちです。「後でやる」ことは、翌日以降にタスクを一つ増やすことにもなります。

 人の記憶は、徐々に薄れていきます。すぐやれば大して考えずに判断できるような内容でも、日にちが経って記憶が薄れてしまうと、「思い出す作業」が発生します。つまり、後に伸ばせば伸ばすほど、時間のかかるタスクに変貌するのです。

 ドキュメントが増えてくると、魔窟デスクトップは、ファイルの取り違えなどのミスを誘発する上に、作業効率の低下を招きます。特に宇佐木さんのような、「たっぷり魔窟」では、デスクトップの優位性である「見つけやすい」が失われています。

 つまり、魔窟デスクトップは仕事の邪魔をするのです。

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