2016年8月22日から8月26日に公表された市場動向についてレポートする。IDC Japan「国内パブリッククラウドサービス市場予測」、矢野経済研究所「ERPパッケージライセンス市場調査」、IDC Japan「国内BA(ビジネスアナリティクス)ソフトウェア市場予測 」を取り上げる。

 IDC Japanは2016年8月24日、国内のパブリッククラウドサービスに関する調査結果を発表した。2015年の市場規模は、前年比39.8%増の2711億円に達した。今後、国内のパブリッククラウド市場は「IT/ビジネスの効率化」と「ビジネス変革」に対するニーズを背景に、2020年には2015年比2.7倍の7346億円に拡大すると予測した。

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国内パブリッククラウドサービス市場 売上額予測、2015年~2020年
(出所:IDC Japan)

 パブリッククラウドサービスのような新興市場では、一般的に製品/サービスの普及が進んで市場規模が拡大すると、前年比成長率は鈍化傾向になる。しかし、国内パブリッククラウドサービス市場については、成長の鈍化を乗り超えて、新たな成長期を迎えようとしているという。

 IDC Japanは市場の前年比成長率について、短期的には鈍化傾向にあるものの、2019年以降は下げ止まりの傾向を示し、2021年以降は再び上昇する可能性があると分析する。

 その背景として、同社は国内パブリッククラウドサービス市場には「効率化」と「変革」といった成長を促進する二つの要素があると指摘。さらにそれらが連携することで、企業の内外を問わず多様なシステムやサービスがつながり、高いビジネス価値を創出する「API(Application Programming Interface)エコノミー」が形成されつつあるという。

 「APIエコノミーこそが、これまでとは異なる新しいIT市場を創出し、国内パブリッククラウドサービス市場の成長を加速させる」と分析している。

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