2017年月3月27日から3月31日に公表された市場動向についてレポートする。IDC Japan「2016年 国内サーバー市場動向を発表」、JIPDECとアイ・ティ・アール「国内企業の情報セキュリティ支出は2017年度も拡大の見込み 改正個人情報保護法には、駆け込みでの対応が多数派 JIPDECとITRが『企業IT利活用動向調査2017』の速報結果を発表」、IDC Japan「2017年 国内モバイルデバイス市場予測を発表」を取り上げる。

 IDC Japanは2017年3月29日、国内のサーバー市場に関する調査結果を発表した。2016年の市場規模は前年比12.8%減の4421億円、出荷台数も同7.8%減の51万8000台にとどまった。

国内サーバー市場の推移:2012~2016年
(出所:IDC Japan)
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 国内サーバー市場は、2013年から3年連続で出荷額でプラス成長を記録していたが、2016年はx86サーバー、メインフレーム、「その他のサーバー」の全ての製品分野で、出荷額と出荷台数ともにマイナス成長となった。

 国内サーバー市場において、x86サーバーが出荷額、出荷台数ともにマイナス成長となるのはリーマンショック以来、7年ぶり。背景には、サーバーリソースの集約化が加速している事実があるという。

 メインフレームとその他のサーバーの出荷額も2桁のマイナス成長となった。2015年にあった官公庁や金融機関向け大型案件の反動が要因だ。官公庁や金融機関はメインフレームの上位機種を採用するケースが多く、その更新需要が一巡しつつあると分析した。

 ベンダー別の出荷額では富士通がシェア26.2%で1位。メインフレームとその他のサーバーは2桁のマイナス成長となったものの、文教分野や医療分野での大口案件が貢献し、x86サーバーがプラス成長だったという。

 2位はシェア21.0%のNEC。メインフレームとその他のサーバーは前年の大型案件の反動で2桁のマイナス成長。x86サーバーも前年の大口案件の反動でマイナス成長だった。3位は、シェア14.3%で日本ヒューレット・パッカード(HPE)。x86サーバーが2桁のマイナス成長だったが、その他のサーバーは2桁のプラス成長となった。

 4位はシェア10.7%の日立製作所。x86サーバーが2桁のマイナス成長、メインフレームもマイナス成長だったが、その他のサーバーでは3桁のプラス成長を達成した。前年から順位を一つ上げたデルテクノロジーズはシェア6.7%で日本IBMと並んで5位。デルテクノロジーズはx86サーバーがプラス成長で、日本IBMはメインフレームとその他のサーバーともに2桁のマイナス成長だった。

 出荷台数ではNECが首位を獲得。2位は富士通で3位以下はHPE、デルテクノロジーズ、日立製作所と続いた。

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