2017年1月23日から1月27日に公表された市場動向についてレポートする。IDC Japanの「世界ロボティクス関連市場予測を発表」、情報処理推進機構(IPA)「【注意喚起】SQLインジェクションをはじめとしたウェブサイトの脆弱性の再点検と速やかな改修を」、IDC Japan「国内ITオペレーション分析ソフトウェア市場動向調査結果を発表」を取り上げる。

 IDC Japanは2017年1月24日、米IDCが実施したロボティクスと関連サービスの市場予測結果を発表した。2016年の世界のロボティクス関連市場(支出額)は2016年に915億ドルに達し、2020年には2倍以上の1880億ドルに拡大すると予測。  一方、日本の市場は104億ドルで、2020年には2015年比2.3倍に増加するとした。2016年から2020年にかけて、世界市場を牽引するのは日本を含むアジア太平洋地域で、市場規模は2020年に2015年の2倍以上に増加し、世界市場の3分の2以上を占めると予測した。

 ロボティクス関連市場の成長が加速する要因について、米IDCは「技術進化、ユースケースの拡大、そして市場の受容性の高まり」と分析。ロボティクス関連市場の動向について、「革新的な企業が、多様なタスクを実行できるロボットを提供するようになり、ロボットを導入する産業分野が増加している」とした。

 ロボティクス関連市場への支出が多い産業分野のトップは製造業。ロボティクス関連支出の半分以上を占めているという。2016年の世界市場では組立製造が31%、プロセス製造が28%を占め、これらお支出額は2020年には約1100億ドルに達するという。ユースケース別では、組立製造では組立/溶接/塗装、プロセス製造ではミキシングが最大のユースケースという。

 そのほか、支出が多かったのは、資源が80億ドル、消費者が65億ドル、医療が45億ドル。2015~2020年に支出額の高い成長率が見込まれる産業分野は消費者、医療、小売りという。米IDCは「一般的な産業用途でロボットが普及するスピードは速い」と指摘。「有力なロボティクス関連企業の中には、この2~3年で年間平均成長率が自動車業界の2倍を超える企業もある」と分析している。

国内ロボティクス関連市場 ユースケース別 支出額構成比、2016年
(出所:IDC Japan)
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 テクノロジー別で市場規模を見ると、ロボットシステムやロボットハードウエアに対する支出額は2016年で400億ドル以上に達した。導入コンサルティングや教育・トレーニングなどサービス関連支出額は200億ドル以上という。ロボティクス関連支出としては、ドローンとアフターマーケットに関する支出も急激に拡大。2020年には200億ドル近くに達すると予測した。

 地域別では、2016年の世界のロボティクス関連市場で最も大きいのは日本を含むアジア太平洋地域だった。2位は欧州・中東・アフリカ地域の147億ドルで、北米・中南米が129億ドル。2018年までに北米・中南米市場が欧州・中東・アフリカの支出額を上回ると予測している。

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