ITサービス企業の2015年度業績は好調だったが、2014年度に比べると景気回復に伴う売り上げ増に頭打ちな傾向が出てきた。

 売上高500億円以上のITサービス企業(上場企業29社)の2015年度の業績は、前期と比較できる28社全体で、3.6%増と増収だった。伸び率で比較すると、2014年度の6.2%増から2.6ポイント減った(関連記事:2014年度ITサービス企業業績ランキング)。

 営業利益は全体で8.4%増と伸びた。16.5%増を記録した2014年度に続き、利益体質への転換は進んだといえる。

 売上高ランキングを見ると(表1)、1位のNTTデータは1兆6148億9700万円、2位のキヤノンマーケティングジャパンは6460億200万円、3位の大塚商会は6090億4500万円だった。

 上位9社の順位に変動は見られなかった。国内のIT投資は「リーマン・ショック」以前の水準に回復しており、各社はそれぞれ、金融機関や電力事業者、製造業などのシステム投資需要を取り込んで業績を伸ばしている。キヤノンマーケティングジャパン、NECネッツエスアイはそれぞれ減収だったが、順位の入れ替えにはつながらなかった。

 2013年度(関連記事:2013年度ITサービス企業業績ランキング)にITサービス企業を悩ませた不採算案件も一部で発生したが、ランキングの順位には影響は無かった。

表1●主なITサービス企業の売上高ランキング(売上高500億円以上の上場企業)
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