Instagramを使って商品の販売促進につなげたいという企業は多いだろう。そこで、今回はモノを売りたい企業・ブランドのためのInstagramの使い方について考えていきたい。

 以前、「Instagramではモノが売れない」と言われた時代があった。しかし、2015年9月より、Instagram広告で「購入する」ボタンを付けてECサイトへ誘導できるようになっている。実際、このボタンを付けた広告で売り上げが上がっている企業もあるようだ。商品のCM風の動画を流し「詳しくはこちら」ボタンでキャンペーンサイトや商品紹介サイトに飛ばす例も多い(図1)。広告活用以外でも、販促を期待している企業・ブランドによる利用も増えている。

図1●「詳しくはこちら」ボタンがついたInstagram広告の例
https://www.instagram.com/kirin_beverage/
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 Instagramではどのようなものが売れるのか。また、どのようにすればモノが売れるのだろうか。

アパレル、イベント、生活雑貨への関心が高い

 Instagramユーザーの見ているECサイトや関心の傾向を見ていこう。ネット行動ログ分析ツール「eMark+」を使った調査(2016年6月)によると、Instagramユーザーが見ているECサイトトップは楽天市場(58.1%)だった。次いでAmazon(50.2%)が続く。他のSNSとの違いは、3位にユニクロが入っていることだ。

 一般ユーザーと異なり、Instagramユーザーではユニクロ、ZOZOTOWN、楽天市場、Amazonなどが上位に来る。全体に、ユニクロやZOZOTOWNに加え、[.st](ドットエスティ)、BUYMA、g.u.(ジーユー)、SHOPLISTなどのアパレルECが多数ランクイン。また、チケット販売ローチケ.com、チケットぴあ、e+(イープラス)などのチケットECサイト、minne、無印良品ネットストアなどの雑貨サイトも人気がある。

 Instagramユーザーは若い女性が多い傾向にある。それ故、ECジャンルとしては、アパレル、イベント、生活雑貨への関心が高いというわけだ。このような分野の商品はビジュアルで訴えることが比較的容易だ。販売したい企業・ブランドは、Instagram広告を出したり、アカウントを運用してフォロワーに販促をかけると効果が見込めるだろう。

商品の新しい使い方を紹介で売り切れ続出も

 “販促”とはいうものの、SNS全般に言えることだが、広告以外のInstagramの普段の投稿では、あまり「売りたい」を前面に出し過ぎないほうが良い。ユーザーはInstagramを個人が楽しむために使っているため、あまりに商売っ気を前面に出し過ぎると引かれてしまう可能性が高いのだ。しかし、ユーザー自身が良いと思えば、自然と購入につながっていくことが多いものだ。そこで、うまく販売促進につなげている運用例を紹介したい。

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