シニアの就活はまずは転職活動をすることが第一だが、同時に生活に関することも合わせて考えなければならない。特にこれからの時代、少子高齢化が進むことで年金支給時期の繰り上げ、減額もありそうで老後の先行きが見えない。そのため筆者は、転職活動と同時に、自分は80歳まで生きると想定し、それまでの生活にかかる費用を表にまとめた。ポイントは現金・預金などの資産、80歳までに毎月必ず発生する費用(固定費)、それと特に大きな支出を伴うイベント(リフォーム、車の買い替え、旅行など)を可能な限り洗い出すことである。

 こうして洗い出した収支項目は、筆者が考案した「80歳までの収支計画付きライフイベント表」にまとめた(図1)。ちなみにこの表は某信託銀行のフィナンシャルプランナーのお墨付きである(表のダウンロード)。転職を決意したら、この「80歳までの収支計画付きライフイベント表」をまず先に、可能な限り正確に作成することをお勧めする。とはいえ表を埋める際、ミスもあった。以下では失敗談も併せて紹介する。

図1●洗い出した収支項目をまとめた筆者考案の「80歳までの収支計画付きライフイベント表」
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 筆者の場合、以下の三つのケースで「80歳までの収支計画付きライフイベント表」を作成した。また、今の年金制度が改定されるリスクを想定し、現在の年金支給開始時期である63歳ではなく、65歳まで働くことを大前提とした。

  1. このまま今の会社に残り60歳で勤務延長となり65歳まで務める
  2. このまま今の会社に残り60歳で退職、再雇用となり65歳まで務める
  3. 今転職して給料は大幅に下がるものの65歳まで働く

 結論から言えば筆者の場合、3の「今転職して給料は大幅に下がるものの65歳まで働く」ことを選んだ。必ずしも転職できるとは限らないリスクはあるものの、結局のところ生涯年収は一番多くなる可能性が高いと想定し、自らの転職の意志を更に後押しすることになった。

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