筆者は、歳を取ってきて生活が1人ではままならなくなってきた「おかん」(50メートルほど離れた一軒家に1人暮らししている母)を、ちょくちょく訪れて面倒をみている。行けないときは、以前記事に書いたライブカメラで様子をみたり、頻繁に予定を連絡したりとサポートしている。サポートの手段は主に携帯電話だ。通話は日に何回か、多いときは十数回ぐらいに及ぶこともあり、結構な回数と時間、やり取りをしている。

連絡を、ソフトバンクからIIJmioに移行したい

 これまで、おかんとの通話は、ソフトバンクの旧プランであるホワイトプランの家族通話を使っていた。これなら24時間、掛け放題で、基本料金以外に余計なコストがかからず重宝していた。

 ソフトバンクの通話は、筆者はiPhone、おかんはガラケーだった。物忘れの始まったおかんは道に迷ったりもして、外出も心配。外出の際は必ず行き帰りに電話連絡をする、という約束もおかんは忘れがちで、どこに行ったか分からないこともある。

 ならば電話で位置情報が分かると安心。そう思ってガラケーの位置情報サービスを契約してみたが、おかんが自宅にいても、居場所は数百メートルほど離れた隣町の公民館を示していたりして使い物にならずがっかり。GPSやWi-Fi、モバイル基地局などを駆使して位置情報を割り出せるスマホならいいのに、と思った。

 あとやはり、キャリア2契約分の維持費は高い。おかんの携帯は、パケットサービスも付いているし、紛失や故障時などのためのオプションもいろいろ付けてある。筆者のiPhoneも旧プランで安いとはいえ、通話料なども含めて月3000円弱ぐらいで両方で約1万円近い。

 これらを何とかMVNOに移行できれば、例えば筆者がインターネットイニシアティブの「IIJmio」で契約してメインで使っているファミリーシェアプランのSIMの1枚に加えれば、基本的には、音声電話オプションの700円のみの追加で済む。データは10GBを家族で分け合う(SIMは10枚まで利用可能)。元々データのみなら月2560円のプランであるが、ダンナ、筆者ともに音声電話オプションを追加して、それぞれのiPhoneに入れている。

 だが、MVNOは音声電話の料金が高い。「定価」で30秒20円という料金がさらにかかってくる、というのがネックになってなかなか決心がつかなかった。

MVNOでも通話料金を安くするサービスが続々

 筆者が「ネックになっている」と感じているMVNOの音声通話事情だが、定価で通話料がかかる、というのが最近ではだんだん改善されてきた。1年ほど前から、プレフィックス番号を付けて掛ける(専用アプリなども用意されている)と半額になるサービスが始まり、どのサービスでも対応しているスタンダードな感じになっている。

 筆者の利用するIIJmioでも、「みおふぉんダイアル」という通話料半額サービスが昨年の4月から始まった。これは、アプリやプレフィックスを使った通話が半額(30秒10円)になるのに加え、同一名義の契約内は「家族通話」としてさらに割引価格(30秒8円)になるのがほかにない特徴的なサービスでありがたい。

IIJmioの「みおダイアル」アプリの画面。相手を選ぶか番号をダイヤルすると、自動的にプレフィックスを付けて電話を掛けてくれるので、便利だ
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