中国人などによる「爆買い」の象徴でもある観光バス。これとITを組み合わせて、小売店や観光地への集客を後押しする動きも出始めた。仕掛けるのはネット広告大手のマイクロアド。ジェイアールバス関東と組み、中国人客を対象にした無料の送迎バスサービスを始めた。デジタルマーケティングの知見と移動の足という互いに必要とするものを補い、インバウンド需要を深掘りする。

期間中、繰り返し乗車するリピーター客も
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 両社が運行するのは、東京圏で訪日観光客に人気の高い観光地を周遊する無料バス。中国人観光客を対象に、各観光地の百貨店や量販店、商業施設を回る。中国人観光客はパスポートで国籍を確認できれば乗車できる。

 今回は花見の季節に合わせて、4月5日~11日に周遊バスを運行。150人の乗客を集めた。

浅草や築地、上野など8地域を周遊した
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 途中で立ち寄ったのは銀座、秋葉原、上野、浅草、築地など。乗客には各地の協賛企業の店舗で使える割引クーポンを配布し、立ち寄った先での買い物を促す。リサイクル店のブランドオフ、ディスカウントストアの多慶屋、飲食店の庄やなどが協賛した。

 集客に活用したのが中国のネットサービスだ。大手ポータルサイトの百度(バイドゥ)で同サービスを告知。合わせてバイドゥが自社ブランドで販売するプリペイドSIMを、ポータルサイトなどを通じて販売した。

 訪日中の中国人向けには、バイドゥの地図サービスを通じて周遊する施設などの情報を提供。各施設の情報をあらかじめ登録しておき、現地を訪れた際にすぐ情報を見られるようにした。

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