ちゅらっぷすの成沢理恵です。今回からはスマホゲーム用のVRエンジンなどを手掛けるモノビットの本城 嘉太郎社長をゲストにお招きしてソシャゲの秘密に迫りたいと思います。

写真●ポケモンGOには、捕獲やバトルの際にポケモンの映像を周囲の風景と合成して表示するAR機能がある
(出所=ナイアンティック/ポケモン)
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 米アップルのAppStoreや米グーグルのGooglePlayといったアプリのダウンロードサイトには、有料、無料、セールスのランキングが設けられています。アップルやグーグルがそれぞれ独自のルールで集計をしたアプリのダウンロード数や売上のランキングになっており、ざっくり言うとどんなアプリがはやっていて、人気があって、売れているかが分かります。

静かだったランキングを動かしたポケモンGO

 自分が関係したアプリや他社のアプリの動向は気になるものです。私を含め、ゲーム業界人でこのランキングは日課のように見ている人は少なくないはずです。ただ、実はこのランキング実はそれほど動きません。特にセールスランキングはトップ25くらいまでのタイトルに日々の変動がほとんどないのです。イベント配信などによる多少の順位の変動や新規で配信されたアプリがいくつか入ることがあっても、ガラッと変わったなということはほとんどありません。

 ではゲームが出ていないのか?というともちろんそんなことはありません。毎日数百ものアプリが新しく配信されています。でも「誰も知らない」のです。この「知らない」「知られてない」は、ゲームを開発・配信している側からすると本当に頭を悩ませる話。以前も話をしたように、知ってもらうためにプロモーションに力を入れ、手に取ってもらいやすい、話題になりやすいラッピングを施すのもプロデューサーの仕事です(関連記事:成沢理恵~「がんばれ森川くん2号」の森川氏と語り合うソシャゲプロデューサーの必要性)。ところが、7月の下旬、日本だけでなく、世界中で、このランキングを揺るがす事件が起きました。

 それが「Pokémon GO(ポケモンGO)」の配信開始です。ポケモンGOは配信された主要国のほぼ全てで、セールス、無料ダウンロード共に1位を獲得し、ランキングを一気に変えてしまいました。

 ポケモンGOの配信元の米ナイアンティックは以前から「Ingress(イングレス)」を配信しており、どちらも「AR(拡張現実)」技術を使ったゲームを標榜しています。

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