設置場所や設定の決め手となるのは「電波サーベイ」だ。無線LAN利用エリアの電波状況を、専用機器を使って調査する作業である。電波についての専門知識が必要なので、外部の専門家を呼んで実施するのが一般的だ。無線LAN の電波状況ならパソコンやスマートフォンのアプリでも調べられるが、無線LAN以外の電波については、電波サーベイでないと調査できない。

 電波サーベイでは、オフィスや工場といった業務現場を訪問し、動き回りながら電波状況を調べる必要がある。そこで業務に影響しないよう、休日や夜間に実施するケースが多いようだ。

 しかしこれでは、適切なサーベイ結果を得られない可能性がある。無線LANが実際に使われる平日の日中とは電波環境が異なるためだ。

 平日ならではの電波干渉源は意外に多い(図1-9)。「最近は、隣やビルの上下階など周辺オフィスの無線LANが干渉源となるケースがある」(NTT-ME ネットワークビジネス事業本部の森 光生氏)。近隣にコンビニエンスストアがあると、昼休みに電子レンジが発する電波が干渉する。特定の時間帯に多い干渉源だ。病院などで使用されている高周波治療器が干渉源だった、という事例もある。

図1-9●平日ならではの干渉源もある
休日に設置場所の電波状況を調べても、平日の実態を把握できないケースがある。平日に多く稼 働する機器がある場合だ。
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