毎年年初に米国ラスベガス行われる、コンシューマ技術の展示会「CES」に今年も参加した。そこで感じたのは、「世界は、ますます速いスピードで動いている」ということだった。そして、IoT(Internet of Things)と呼ばれる、身の回りのモノのネットワーク化によって、その動きはますます加速する。「加速」と聞いて、「今でも忙しいのに、もっと慌ただしくなるのか」「ついていけない」と拒絶する向きがあるかもしれないが、「トラブルの早期発見と解決」と読み替えると受け入れやすくなるだろう。

加速の原動力となるスタートアップ企業

 今回のCES会場内で最も活気があったのは、世界29か国からのスタートアップ企業が集まる「Eureka Park」と呼ばれる展示フロアである(写真1)。出展者数は昨年よりも約30%増えて500社・団体に達し、製品としての仕上がりも格段に上がっているように見えた。

 昨年のこのコラムで、「誰もが『昨日までは存在しなかった、価値のある何か(=イノベーション)』を創り出すことができるようになっている」と書いた(関連記事:イノベーションの大衆化が加速する)。今回のEureka Parkでの取材を通じて、身のまわりの課題に向き合い、その解決や価値創造に向けて実際に「行動を起こしている」企業が急増していることを改めて実感した。

写真1●CES2016の「Eureka Park」
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