実際の運用に入ると、真夏の開催、しかも何ら遮へい物がないだだっ広い屋外なので、熱問題に苦しめられました。ポール上に設置したケース内に入れたLANスイッチがPoEで電力を供給しているせいもあってものすごく熱を持つ。遠隔監視で温度を調べると、75℃とかになってるんです。75℃は普通のLAN機器では利用できない温度です。それどころか「保管温度」といって、その温度以上で保管したら壊れるよ、という上限の温度だったりします。

 結果として午後2時になると、PoEの機能が緊急停止して、そのエリアのネットワークが止まる、といったことが起こりました。土のう袋を裂いて即席の日よけを作って取り付けたり、LANスイッチのケースをバラして防水ケースにヒートシンクを直付けしたりして全体を冷やし、なんとかしのいだ感じです(図10)。

図10●熱問題に苦しむ
夏、屋外、PoEによる電力供給という悪条件が重なり、一部の機器の稼働温度が75℃に達していた。手製の日よけを付けたり、本体のケースを外してむき出しにして、ヒートシンクを防水ケースに直付けするといった対策で、なんとかしのいだ。
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