2015年7月28日から8月8日の12日間、山口市で「第23回世界スカウトジャンボリー」(23WSJ)が開かれた。WSJは4年に1度開かれるスカウトの世界大会。東京ドーム53個分の広い敷地に、世界161の国と地域から3万人以上の青少年が集い、キャンプ生活を共にする。国立天文台の大江 将史助教は23WSJ会場に世界最大クラスの屋外無線LANを敷設。その構築・運用について、10月1日にITpro EXPO 2015会場で講演した。本レポートは大江助教の講演を再録してお届けする。(日経NETWORK編集部)

 夏に開かれた「23回世界ジャンボリー(23WSJ)」の会場であるきらら浜(山口市)に構築した情報通信(ICT)基盤ネットワークについてお話しします(図1)。広さ約250ヘクタール(ha)の大きな広場に、3万人以上が利用する屋外無線LAN(Wi-Fi)を構築しました。きらら浜は元々農業向けに作られた干拓地で、写真で見るように自然環境公園とかドーム型運動場とか野球場もあるのですが、それ以外には何にもない場所です。

図1●東京ドーム53個分、モナコ公国規模の屋外Wi-Fi
第23回世界スカウトジャンボリー(23WSJ)の会場になったきらら浜(山口市)。広さは約250ヘクタール(ha)。ここに約3万3000人が利用する無線LANを仮設した。規模としてはおおむねモナコ公国(220ha、人口3万7000人)に匹敵する。空中写真提供:国土地理院
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