納品のないSI、定額パッケージSI、自動生成SI、クラウドインフラSI、コミュニティSI。伝統的SIの常識や発想から脱却した、新たなビジネスモデルが勃興しているそれぞれのSIモデルの特徴や事例を知ることで、費用対効果を高めた「使えるシステム」を構築できる。

定額パッケージSI

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ジョイゾー 四宮靖隆社長
普通郵便より、速達の方が単価が高い。システム開発も同じだ

 ITベンダーの開発チーム2人と、顧客の担当者1人が、膝をつき合わせてシステム画面を見ている(図5)。これが、ジョイゾーの39万円定額SIサービス「システム39(サンキュー)」でのシステム開発の風景だ。

図5●定額SIサービス「システム39」における開発の様子
ユーザーとベンダーが対面でシステムを開発
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 一般のシステム開発委託では、まず「どんなシステムを開発するか」を決めてから、見積もりを出す。システム39では逆に「39万円の範囲で開発できるシステムを、顧客と考える」(ジョイゾーの四宮靖隆社長)。これにより他社では数百万~1000万円の見積もりが出るような案件でも、ジョイゾーは39万円で受託できる。開発基盤としては、サイボウズのkintoneを利用する。

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