納品のないSI、定額パッケージSI、自動生成SI、クラウドインフラSI、コミュニティSI。伝統的SIの常識や発想から脱却した、新たなビジネスモデルが勃興しているそれぞれのSIモデルの特徴や事例を知ることで、費用対効果を高めた「使えるシステム」を構築できる。

図3●それぞれのSIモデルの特徴
新SIモデル、その違いを理解する
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 新しいSIの姿を最も特徴的な形で体現するのが、月次の準委任契約でシステムを開発する「納品のないSI」だろう。「システムは納品するもの」という従来の発想からは離れて、開発したシステムを顧客専用のクラウドサービスとして提供し、稼働した後も継続的に改良する。納品しないので、見積もりや検収に必要な要件定義やドキュメントは不要だ。

 システムの規模を聞いてから費用を見積もるのではなく、先に定額の費用を示し、それに見合ったシステムを開発するという逆転のSIモデルが「定額パッケージSI」だ。システム構築にかかわるムダを極限まで排除することで、定額でも利益が出るモデルを構築した。

 「自動生成SI」は、データ項目や業務フローをツールに入力することで、ノンプログラミングでソースコードを生成できる自動生成ツールを使ったSIモデルである。基幹系システムなど、開発規模の大きなシステムにも対応する。

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