図●IoTによって生産設備のデータ分析、活用の機運が高まっている
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 IoT(Internet of Things)時代の到来で、生産設備や機器の稼働状況を管理・分析し、運用・保守や製品開発に生かそうとする動きが活発化している()。米ゼネラル・エレクトリック(GE)が提唱する「インダストリアル・インターネット」などは、その代表例だ。

 稼働データを生かしやすい分野の一つが設備保守である。生産設備や機器の状態、性能データを体系的に取得し、過去の類似故障や当時の対処方法、その結果などと結び付けて分析、予防保守を実現する。その結果、例えば、機器の非稼働時間を短縮したり、保守要員の派遣可否を判断したりする。必要な作業内容や的確な修理部品・時間の予測にも役立てられる。無駄のない保守作業を実現できれば、TCO(総所有コスト)の削減を見込めるだろう。

 缶スープで知られる米キャンベルスープカンパニーが倉庫や配送センターで使う、420台に上るフォークリフト。その資産管理とオペレーションサービスを支援した米ABTパワーマネジメント(以下、ABT)の取り組みを本稿で紹介する。同社は、BRMS(ビジネスルール管理システム)と分析システムをうまく活用し、DC(直流)バッテリーなどの予防保守を実現、年間で約2億5000万円のコスト削減を達成した。まずは概要を見ていこう。

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