「技適」の取得には実際のところどのような手続きが必要なのだろうか? ネット家電を設計・開発するCerevo(東京・千代田、岩佐 琢磨代表取締役)は、中国メーカー製のBluetoothモジュールについて国内で技適の工事設計認証を取得した。その経緯をまとめたブログ記事の抄訳を転載する。(日経NETWORK編集部)

写真A●Cerevoが今回「技適」を取得したBluetoothモジュール

 製品に無線機能を実装するにあたり、Wi-FiやBluetooth、ZigBeeなどの機能がまとまっているモジュールを利用すると開発を簡略化できます。しかし、海外製の安価な無線モジュールの多くは技適を未取得です。このため登録証明機関で実際に電波を出し、他の機器に影響がないか確認して、技適を取得する必要があります(写真A)。

 今回は技適のうち、「工事設計認証」を取得しました。回路図や工場の資料(設計図)の通りに作った製品で電波を測ってテストして問題なければ、量産品に認証を与えます。技術基準適合認証は、1台1台個別に試験をする仕組みです。登録証明機関はどちらも受け付けているので、価格表だけ見て「(技術基準適合認証は)安いからいいじゃん」って勘違いしがちなので気を付けましょう。ワンメイク品や試作品だけなら技術基準適合認証、量産品は工事設計認証と使い分けます。

FCC認証済みの製品を選べ

 Wi-FiやBluetoothの海外製完成品モジュールを選ぶ際には、(1)米国の電波基準であるFCC IDを取得済み、(2)アンテナ以外の部品がシールドで覆われているモジュールがお薦めです。認証の技術基準は、国内とFCC IDで似ているので、FCC IDに合格していれば国内でも認証が取れる可能性が高いからです。FCC ID取得用の資料は技適の申請にも流用できるので、メーカーが資料を提供してくれれば、技適の申請準備が楽です。

 実際の申請には、登録証明機関が求める各種書類と、テストパターンの送信などが可能な試験用のモジュールの準備が必要です。

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