古くからの友人が、新しい会社をスタートさせようとしている若い外国人2人を紹介してくれました。カニさんとヤンさん。2人はDevOpsのためのプログラミングを教えるスクールを日本で立ち上げようとしているそうです。

 米国でブートキャンプと呼ばれるプログラミングの学校がいくつも開校されていて、様々な職業の人たちがプログラマーを目指して勉強に励んでいる。このような話を聞いたことがあります。彼らはこのブートキャンプを日本にも広めようとしているのです。

 カニさんは日本に長いこと暮らしていて、流ちょうな日本語を話します。ヤンさんは中国系のアメリカ人女性です。しばらく前はシンガポールで証券会社のトレーダーをしてましたが、証券会社の仕事はちっとも面白くなかったのでITに転職したのだそうです。

(提供=123RF)

3カ月間、毎日10時間以上プログラミングを特訓

 カニさんが米国のブートキャンプについて説明してくれました。

カニさん「米国ではいろいろな職業の人たちがプログラミングを勉強しようとします。例えば学校の先生や消防士などです。ブートキャンプを卒業すると、こういう人たちが一人前のプログラマーとしてハイテク企業に就職できるのです」

 「ブートキャンプを卒業したプログラマーの年収は10万ドルから13万ドルくらいで、ジュニアプログラマーとして採用されます。最初の職業が気に入らなかった人が新しいキャリアを目指してどんどん参加しています。ブートキャンプを運営する会社は大小取り混ぜて50社ほどあると思います」

楠「それはすごい。3カ月で消防士からプログラマーへと人生が変わってしまうんですね。どのようなやり方でプログラマーを育成しているのですか?」

カニさん「3カ月間、毎週月曜日から土曜日まで毎日10時間以上をかけてみっちりプログラミングを勉強してもらいます。勉強時間は3カ月の合計で900時間です。ブートキャンプを卒業すれば、一人前のプログラマーになれるのです」

 900時間というと、それなりの費用がかかるはずです。その期間は仕事もできそうにありません。

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