ARMプロセッサの製造について解説するインテルの公式ブログ記事。本業への影響を懸念してか、プレスリリースは出さず、ファウンダリービジネス責任者のブログ記事という体裁で発表になった
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 8月に米国で開催された米インテルの開発者向けのイベントIntel Developer Forum(IDF)でインテルは、ARMプロセッサの製造に関する発表を行いました。これは、インテルが他社の半導体製造を行うビジネス(ファウンドリービジネスといいます)で、ARMプロセッサを含む半導体デバイスにも対応するといった発表だったのですが、いくつかのニュースがこれをインテルがARMプロセッサを作って売ると誤解し「白旗を上げる」、「軍門に降る」といった表現で報道しました。

 また、なかには、意味がよく分からなかったのが「インテルがARMのプロセッサを製造」ということしか書いてない記事もありました。ちょっと時間がたってしまいましたが、このあたりについてきちんと解説しておきましょう(隔週連載なのでニュースネタのタイミングの遅れはご容赦ください)。

 まず、「インテルがARMプロセッサを製造」は、文章としては間違いではありませんが、不正確だし、商業サイトの記事としては失格レベルです。「キミ、どこに住んでるの?」と聞かれて「地球」と答えるようなものです。

 そもそも半導体メーカーには、インテルやテキサス・インスツルメンツのように半導体工場を持っている伝統的な半導体メーカーと、自社工場をもたない「ファブレス」半導体メーカーの大きく2種類があります。「ファブレス」とは「工場がない」という意味です。

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