みなさん、モバイルしていますか?

 最近はAI(人工知能)が話題になっており、AIを搭載したスマートスピーカーが複数、発売される予定です。世界市場では、既に発売された製品もあります。ところで、スマートスピーカーとは何でしょうか?

 スマートスピーカーは、その名の通りスピーカーです。ただしオーディオ機器で用いるスピーカーとは使い方が違います。オーディオ機器のスピーカーは、アンプとケーブルで接続して、チューナーやプレーヤーの音楽を再生します。

 一方、スマートスピーカーはケーブルレスです。そして、接続先はアンプやチューナー、プレーヤーではありません。インターネットに接続しています。インターネットを通じて、クラウド上の音楽を再生するのです。

 一番の特徴は、オーディオ機器にあるようなリモコンが付属しないことです。音声コマンドで操作します。この音声コマンドにAIが使われているのです。「音楽を再生して」という単純なコマンドと、アーティスト名、音楽の種類、聞きたい気分に合った音楽などを音声で指定することで、AIが自動的に判断して音楽を再生します。

 音楽だけではありません。AI機能を使って、インターネット上にある情報を音声で検索することも可能です。「今日の天気は?」「ニュースを聞かせて」「ピザを注文」など、通常パソコンを使ってするようなネット検索機能を音声コマンドで利用できます。

 イメージとしては、家族が一人増えたような感じでしょうか。家の中にコンシェルジュができたような感じかもしれません。部屋の中で音声コマンドを使うのと、パソコンやスマートフォンで検索するのとでは、大きくイメージが変わります。

 今後は、スマートスピーカーを通じてIoT(インターネット・オブ・シングス)に対応した家電の制御も可能になります。電灯のオンオフ、エアコンやテレビの制御など、今までそれぞれのリモコンで操作していたものが、スマートスピーカーに音声で指示を出すことで可能になります。

 そんな未来の入り口であるスマートスピーカーですが、日本ではLINEの「LINE WAVE」が先陣を切ってリリースされました。LINE WAVEは、「Clova」(クローバー)というLINEのクラウドAIプラットフォームを搭載しています。

 今回、LINE WAVEの先行体験版を入手し使ってみましたのでご紹介します。

LINE WAVE: https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1807

音楽再生に対応、音質は良好

 「LINE WAVE」の外観です。円筒状のスピーカーで、重さは998g、大きさは86.25×139.84×201.05mmです。5000mAhのバッテリーを搭載しています。スピーカーは20Wの低音用スピーカー(ウーファー)を1個、5Wの高音用スピーカー(ツィーター)を2個搭載してます。充電は、専用ACアダプターを利用します。通信は、Wi-Fi(2.4GHz帯の802.11b/g/n)とBluetooth 4.1に対応しています。

 基本は電源を入れたままで使用しますが、電源ボタンの長押しによりオン/オフが可能です。またマイクボタンで、音声コマンドへの反応をオフにできます。

LINE WAVE
(撮影:伊藤 浩一、以下同じ)
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電源ボタン
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