グリーは2015年11月5日、「住まい」に特化した子会社「リミア」を設立し、リフォームを中心とした住まいに関する情報を共有するメディア「LIMIA」を始めるなど、住まいに関連する事業を強化する方針を打ち出した。グリーのようにインターネット事業者がリアルな産業との結び付きを強めるケースが最近増えている。その背景には何があるのだろうか。

ゲーム主体のグリーが住まい関連事業を強化

 SNSからフィーチャーフォン向けのソーシャルゲーム事業に乗り出して大きな成功を収め、インターネット関連企業の大手へと成長したグリー。その後、フィーチャーフォンからスマートフォンへのシフトに苦しみ、業績を大きく落とし続けながらも、「消滅都市」などのスマートフォン向けのヒットゲームを生み出しつつ、業績回復への道筋を探っている。

 そのグリーが2014年、新たな施策として打ち出したのが、これまでのデジタルコンテンツやコミュニケーションとは大きく異なる、リアルな産業とインターネットを結び付ける新サービスだ。実際グリーは2014年より、子会社を通じて定額フィットネスサービスの「Lespas」や、ホテルの当日予約サービス「Tonight」などを次々と打ち出している(写真1)。

写真1●グリーは2014年から、リアルな産業とインターネットを結び付けるサービスの展開に力を入れている(筆者撮影)
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 中でも急速に成長し、事業として芽が出てきたサービスの1つが、住宅リフォームをインターネット上から注文できる「いえプラス」である。いえプラスは2014年7月のサービス提供開始後、順調に業績を伸ばしてユーザーからも高い評価を得たとのこと。そこでより事業を拡大するべく、今年1月に同業の「リノコ」を展開するセカイエを子会社化。6月にサービスをリノコへ一本化すると共に、事業拡大に向けた動きを進めているという。

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