スマートフォンでダイエットや運動などをサポートする健康管理アプリは以前から存在するが、最近ではより踏み込んで、健康診断を提供するサービスが増えてきている。そうした取り組みが増えている理由はどこにあるのだろうか。

スマートフォンで増える健康管理系アプリ

 日常的に持ち歩くモバイルデバイスを活用し、健康を管理する取り組みは古くからあった。フィーチャーフォン時代から「au Smart Sports」などのスポーツ支援サービスは提供されていたし、「ルナルナ」に代表される女性向けの健康管理サービスも人気を博していた。ソフト面だけでなく、GPSの活用や歩数計の搭載など、ハード面でも健康管理に向けた機能を備える取り組みが進められていた。

 そしてスマートフォンにサービスの主軸が移行してからは、端末により多くのセンサーが搭載され、しかも常時インターネット接続できる環境が整ったことから、それを活用した健康管理・支援アプリやサービスが増えている。「Runtastic」に代表されるスポーツ支援サービスはもちろん、睡眠管理や心拍数測定アプリなどが登場したのは、豊富なセンサーを持つスマートフォンならではと言えるだろう。

 さらに最近では、ソフトバンクの「パーソナルカラダサポート」のように、AIとビッグデータを活用してアドバイスを提供するサービスなども登場。ネットサービスやクラウドと連携することで、健康管理サービスのバリエーションの幅が広がったと感じる(写真1)。

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写真1●ソフトバンクが新たに提供を開始する「パーソナルカラダサポート」は、IBMのコグニティブ・コンピューティング・システム「Watson」を活用して健康に関するアドバイスを提供する。写真は筆者撮影

 もう1つ、ウエアラブルデバイスに注目が集まるに伴い、スマートフォン単体だけでなく、ウエアラブルデバイスを活用した健康管理・支援サービスも増えているようだ。従来は歩数などの活動量を取得するのみであったが、最近では心拍数などを取得できるウエアラブルデバイスが増加。常に装着することで体の詳しい状況を知り、より的確なアドバイスなどがアプリから得られるようにもなってきている。

 筆者もスマートフォンの健康管理アプリを活用している。スマートフォンを持ち歩いているだけで歩数や消費カロリーなどを取得できるのは便利であるし、それらを日常的にチェックすることで、より健康に対する意識が高まるようにも感じている。しかしながら、こうしたサービスを利用するには、自らアプリを導入したり、サービスに加入したりする必要がある。普段健康に関心を持たない人があえてそれらを導入して継続的に利用するには、まだハードルがあると感じるのも事実だ。

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