カメラやデザインだけでなく、オーディオ機器メーカーとの協力などでサウンド関連の機能に力を入れたスマートフォンが増えてきている。なぜスマートフォンメーカーは、サウンド性能の向上にこだわりを見せるようになったのだろうか。

サウンドに力を入れた新機種が次々登場

 間もなく冬商戦を迎えようとしている2016年10月19日、NTTドコモが新サービス・新商品発表会を開催した。今回の発表会では、一括648円と非常に安い価格で購入できるオリジナルブランドのスマートフォン「MONO MO-01J」(ZTE製)や、携帯電話網を活用してドローンを操作する「セルラードローン」の取り組みなどが大きな話題を集めたようだ。

 だがそれ以外にも、今回のNTTドコモの発表会には多くの注目すべきポイントがあった。中でも、多くのスマートフォン新機種が、カメラに並ぶ形でサウンド性能を強くアピールしていたことには、驚きがあった。

 例えば富士通製の「arrows NX F-01J」は、音響機器メーカーのONKYOとサウンド機能を共同設計し、ノイズが少ない高品質のサウンドを実現したとしている。またLGエレクトロニクス製の「V20 PRO L-01J」も、高級オーディオ機器メーカーであるバング&オルフセンのエンジニアらが音のチューニングを手掛けたほか、スマートフォンで初めてD/Aコンバーター(DAC)に「Quad-DAC」を採用。デジタル音源を音声にする際に発生するノイズを従来より50%抑えるなど、高音質に強いこだわりを見せている。

写真1●NTTドコモの新機種の1つ「V20 PRO L-01J」は、デュアルカメラ機構を搭載するだけでなく、背面にBang&Olufsenのロゴを配置するなどサウンド面にも注力した機種となっている。写真は10月19日のNTTドコモ新サービス・新商品発表会より(筆者撮影)
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 さらにハイレゾオーディオに対応した機種も、今回発表したスマートフォン8機種のうち、最も低価格なM-01Jを含め5機種に上る。こうした点からも、いかに多くのメーカーが、サウンドに力を入れるようになったかを見て取れるだろう。

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