東京ゲームショウ2017で大きな話題となった「eスポーツ」。会場にはeスポーツ関連の展示やイベントが目立っていた。だがeスポーツが大きく盛り上がる海外と比べ、日本では正直なところ、盛り上がっているとは言い難い状況だ。その要因の1つとして、日本で人気のないPCゲームがeスポーツの主流であることが挙げられる。スマートフォンゲームがその解決策になるだろうか。

「東京ゲームショウ2017」で注目集めたeスポーツ

 9月21日から4日間にわたって「東京ゲームショウ2017」が開催された。一般公開日の初日となる9月23日はあいにくの雨模様ということもあってか、来場者数は約25万人と、2016年(約27万人)と比べ来場者は減少したものの、それでも今年も変わらず多くの来場者が訪れて会場内が混雑するなど、大きな盛り上がりを見せていた。

9月21日より実施されていた「東京ゲームショウ2017」。昨年より減少したとはいえ、今年も25万を超える人達が会場を訪れていた。写真は同イベントより(筆者撮影)
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 2016年に東京ゲームショウで注目を集めたVRは「PlayStation VR」が発売されるなど体験できるデバイスが出そろってきたこともあり、コンテンツやサービスに関する展示が増加。市場の立ち上げから普及へと、動向が変化しつつある様子を見ることができた。

 今年の東京ゲームショウでVRより大きなテーマとして打ち出されていたのが「eスポーツ」である。eスポーツはゲームによる対戦を一般的なスポーツと同様、競技として実施するもの。日本ではあまり馴染みがないが、海外では非常に大きな盛り上がりを見せている。その先駆的存在となる韓国では、10年以上前からプロリーグが存在するなどeスポーツが高い人気を博しており、プロスポーツと等しい位置付けとして根付いている。

 eスポーツの盛り上がりはスポーツ全体にも影響をもたらす程に成長している。実際、アジアオリンピック評議会は2022年のアジア競技大会からeスポーツを正式種目として採用すると発表。2018年にインドネシアで実施されるアジア競技大会で、試験的にeスポーツの種目を導入するという。

 日本では知る人ぞ知る存在に過ぎないeスポーツが、海外ではメジャーな存在となっているだけでなく、国際的にスポーツとして認知されるに至っている。そうした状況に危機感を覚えた国内eスポーツ関係者らによって、国内でeスポーツを盛り上げようという動きが急速に強まっており、その影響が東京ゲームショウにも反映されたと言えそうだ。

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