購入したばかりのmicroSDカードの中にはまだ何も入っていません。ラズベリーパイを動かすにはまず、コンピュータの最も基本的なソフトウエアであるオペレーティングシステム(OS)をmicroSDカードにインストールする必要があります。WindowsではWindows OS、iPhoneにはiOS、AndroidにはAndroid OSというように、モダンなコンピュータシステムにはOSがインストールされています。このOSを通してシステム全体がコントロールされているのです。

Step1:microSDカードのフォーマット

 新しいSDカードは「SDアソシエーション」という団体が規格化した仕様に基づいてフォーマットされているので、通常すぐに利用できる状態になっています。ただし、新しいSDカードでも問題が発生する場合はきちんとフォーマットしてください。使用済みのSDカードを利用する場合は、事前にフォーマットすることが推奨されています。手元にあるmicroSDカードを確認し、特に問題がないようであればStep1はスキップして、次のStep2に進んでも大丈夫です。

 SDカードをフォーマットするには、WindowsやMacなどのPCを使います。microSDカードは小さいため、図13の右側にあるようなアダプターに差し込んでから、PCのSDカードスロットに挿入してください*2図14)。

図13●microSDカードとSDカードアダプター(右)
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図14●SDカードをMacのスロットに差したところ
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*2 SDカードスロットがないPCの場合にはSDカードリーダーが別途必要です。USB対応製品が100円ショップなどでも売っています。

 microSDカードのフォーマットに必要なアプリケーション「SD Formatter」はSDアソシエーションのホームページから、Windows用とMac用のものをそれぞれダウンロードできます(Linuxの場合は、GPartedなどを利用してフォーマットしてください)。

 「SD Formatter」を起動したら、「クイックフォーマット*3」を選択します。次に「オプション」ボタンを押して「論理アドレス調整」で「する」を選択して「OK」ボタンをクリックし(図15)、最後に「フォーマット」ボタンを押してください。「カードのフォーマットが正常に終了しました」というメッセージが出れば終了です。

図15●SD Formatterのオプション画面
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*3 基本的に、クイックフォーマットと上書きフォーマットのどちらを選択しても構いません。上書きフォーマットを使うと、ランダムなデータを使って既存のデータを上書きしながらフォーマットしていくため、SDカード上のデータは完全に消去されます。クイックフォーマットを使ってもファイルは消えますが、特殊なツールを使うと読み出せる可能性があるので、それが気になるようであれば、上書きフォーマットを使ってください。クイックフォーマットは10秒程度で終わりますが、上書きフォーマットを選択した場合、メモリーサイズが大きいほど時間がかかり、8GバイトでClass4のSDカードだと20~30分程度かかります。

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