GEのエンジニア、ライマン・コナー氏は事故で大けがをし、片目の視力と味覚を失った。退院の日、病院のエレベーターで、目を真っ赤に泣きはらした1人の少年に出会う。少年は腕を持ち上げ、手首から先を失った腕の先をコナー氏に見せて、こう言った。 「おじさんには両手がついている」

 コナー氏は、この出来事をきっかけに電動義手の開発に着手。試行錯誤を経て、4000ドル(約40万円)で購入できる電動義手の商品化にメドを付けた─。

 このエピソードは、日本GEが2014年7月に創刊したオンラインマガジン「GE REPORTS JAPAN」に「失意のエンジニアを義手開発へと突き動かした少年」と題して掲載された記事に描かれたものだ。コナー氏が開発した電動義手の動画や電子回路の画像とともに、GEで働くエンジニアの仕事への思いや生き方がストレートに伝わってくる。

日本のパートナー候補に訴求

 GE REPORTSの特徴は、個人的な体験やエピソードで読者の共感を生む「ストーリーテリング」を巧みに使っていることにある。コーポレート・コミュニケーション本部の清水智美マネージャーは、「GEで働く人やGEに関わる人のストーリーを通して、理解と共感を促したい」と話す(写真1)。

写真1●「GE REPORTS JAPAN」の画面例。日本のものづくりにもスポットライトを当てる
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